ペルー日系人協会設立100周年記念
独立行政法人国際協力機構(JICA)野球教室
2017年11月、ペルーの首都リマで「ペルー日系人協会設立100周年記念 JICA野球教室」が開催され、「ファンケル キッズベースボール」で講師を務める原辰徳さん、駒田徳広さん、宮本和知さん、西山秀二さん、久保文雄さんの5人の講師陣がリマ市内に住む126人の子供たちを指導しました。
会場となったのは日系人によって作られたラ・ウニオン総合運動場。
ペルーの日系移民にとって野球は特別な競技として認識されており注目の高いスポーツです。
今回の訪問は元プロ野球選手に直接指導してもらえるまたとないチャンスとあって、在ペルー日系人を含む子供たちは、目を輝かせて野球教室に参加しました。
野球教室の様子
野球教室のレポートファンケルパートナーの原辰徳さんをはじめ、駒田徳広さん、宮本和知さん、西山秀二さん、久保文雄さんがリマ市内のラ・ウニオン総合運動場野球場に到着。
子供たちは目を輝かせ大興奮で講師陣を歓迎しました。
日本のプロ野球選手による野球教室はペルーで初めてのことです。
さっそく開校式がスタート。
まず、ファンケルキッズベースボールで集められ日本から持って来た野球用具を子供たちにプレゼントしました。子供たちには物を大切にする心を教えました。
次に、原さんから子供たちに「今日は一つだけ約束してください。私が“分かりましたか?”と聞いたら、”はい!”と返事をしてください」と提案。すると早速、「はい!」と答える元気な声が返ってきた。
大きな声で返事をすることで、礼儀を身に付けて欲しい。原さんの願いです。
まずはボールの正しい握り方と正しい投げ方から指導がスタート。
一人一人丁寧に指導していきます。
「ファンケル キッズベースボール」では恒例の走塁練習。
走り方の基本やベースの踏み方などを細かく指導していきます。
走塁練習の後はポジション別の守備練習。
原さん自らバットを持ってノックする姿が眩しい!
子供たちも楽しそうにそして懸命にノックを受けました。
うまくできた子には原さんを初めとする講師からグータッチやハイタッチのご褒美が贈られました。
そして、みんなが大好きなバッティング練習。
まずは駒田さんと原さんからバッティングのポイント説明。
説明が終わるとロングティーで思い切りバットを振りました!
そして最後は、宮本さんとの対決!
各チームの代表が宮本さんと本気の勝負。
さすがの宮本さん!数本は打たれましたが見事な三振と凡打でほぼ押さえました!
楽しかった教室もいよいよ終了です。
修了式では子供たちに修了証を贈呈。そして全員での記念撮影。
「野球だけではありません。みんなには無限の可能性があります。好きなものを見つけて一生懸命
挑戦してください」という原さんのメッセージで幕を閉じました。
最後はハイタッチで講師のみなさんをお送りしました。
日本で教えている時と違和感はなくレベルの高さを実感しました。将来、巨人に入れそうな選手が5人いました。
日系移民のみなさんが100年という長い長い時間をかけて作ってきたすばらしいコミュニティと環境を目の当たりにして感動の波が止みません。
様々な苦難があったであろう日系人のみなさんに最大の敬意を表するとともに、益々のご活躍、ご発展のために心からエールをお贈りしたいと思います。
そんな感慨の中でペルーの夕陽を眺めた忘れられない一日となりました。
日本人学校訪問
日本人学校訪問レポート日本から遠い地で暮らす日本人の子供たちに、少しでも楽しい時間を過ごして欲しいという想いからリマ在住の子供たちが通う日本人学校にも原辰徳さん、駒田徳広さん、宮本和知さん、西山秀二さん、久保文雄さんの講師5人が訪問しました。到着すると日本人の在校生が合唱で迎えてくれました。
そして早速、校庭に移動。
野球をやったことのない子供も多い中、ボールの握り方や投げ方の基本的な説明から始まり講師のみなさんとキャッチボール。
キャッチボールのあとにはバッティング。バットの持ち方や振り方を学び、いよいよティーバッティング。
初めて野球をやった子供たちも気持ちよくスイングしていました。
最後は、代表の子からお礼の言葉とプレゼントをいただいた講師陣。
抱き上げて記念撮影してしまうほど感激していました。
原さんは「私にも君たちみたいな時があったことを思い出しました。
限られた短い時間でしたが、ペルーでがんばる子供たちに少しでも元気や勇気をあげられていれば嬉しいです。
君たちは可能性を持っています。日本から応援しています。」と激励しました。
全員で記念撮影をして終了です。
講師陣とハイタッチや握手をしてお別れとなりました。
野球を通じて、世界中の子供たちを笑顔にすること。これからも活動を続けます。