開催情報 : 2016年 石川県金沢市

開催情報

ファンケル キッズベースボール 2016 in 石川県金沢市
〜キッズの笑顔が世界の元気〜

主催 報知新聞社
共催 金沢市学童野球連盟
後援 金沢市、金沢市教育委員会
特別協賛 (株)ファンケル
協力 石川県野球協会、石川県学童野球連盟、(株)エイトコーポレーション
運営 スポーツオフィス
企画 (株)エイトノット
開催日時 2016年7月9日(土)13:00~16:00
開催会場 内川スポーツ広場 少年野球場
〒920‐1337 石川県金沢市山川町1-1
※雨天時は参加者、チーム関係者以外の一般の方の見学はできません。
 あらかじめご了承ください。
講師
(順不同、敬称略)
<総監督>原辰徳
<投手>宮本和知、武田一浩、久保文雄
<捕手>西山秀二
<内野>元木大介
<外野>吉村禎章
※予告なく変更する場合がございます。予めご了承ください。
社会貢献活動 参加者を中心に使用しなくなった野球用具を回収し、JICAやアフリカ野球友の会などを通じて用具不足に悩む
国や地域の子供たちに寄贈。ご協力いただいた方には協力証を贈呈
当日は野球教室に参加されない一般の方からのご協力もお願いしております。
是非、会場までお越しください。ご来場、お待ち申し上げます。
公式ホームページ https://fkbc.jp

実施内容

キッズの笑顔が世界の元気―。健やかな心身の育成と社会貢献を目的とした「ファンケル キッズベースボール 2016」が9日、石川県金沢市の内川スポーツ広場で行われた。

石川で初開催となった「ファンケル キッズベスボール」。この日は前夜からの雨でグランドコンディションが心配されたが、金沢市学童野球連盟をはじめとする関係者が早朝から懸命に整備に取り組んだおかげで無事開催の運びとなった。
野球教室には、金沢市周辺で活動する41の小学生軟式野球チームから402人の少年少女が参加し、元気にボールを追いかけた。
講師を務めるプロ野球OBから基本技術に加えて、ポジション別に分かれて教えてもらえることが特色。投手を宮本和知さん(元巨人)、武田一浩さん(元ダイエー)、久保文雄さん(元横浜大洋)が受け持ち、捕手を西山秀二さん(元広島)、内野手を元木大介さん、外野手を吉村禎章さん(ともに元巨人)が担当した。さらに、ファンケルパートナーでこの教室の総監督でもある前巨人監督の原辰徳さんも精力的に動き回って指導。「少しでも子どもたちの目標達成のお役に立つことができれば」と話した。
キャッチボールに続いて守備練習が行われた。守備位置ごとに、それぞれのスペシャリストからレッスンを受ける。手取り、足取りでフォームの指導を受けた。宮本さんのアドバイスを受けた三馬クラブの新崎巧人君は「しっかり上から投げるように教わりました。野球を長く続けたいので、教えてもらってよかったです」と笑顔。捕手は西山さん、内野は元木さん、外野は吉村さんが受け持ち、ていねいに指導した。外野手の千坂ファイターズ・牧野航貴君は正しいスローイングの仕方を教わり「ボールがまっすぐいくようになりました」と手応えをつかんでいた。原さんも各ポジションをくまなく回り、声をかけていった。
打撃練習では吉村さんが「一人でもできるし、振れば振るほどスイングは速くなります」と正しい素振りを教え、その重要性も伝えた。練習の最後には西山さんと元木さんがバットを握って、ティー打撃で鋭い打球を飛ばし、子どもたちから歓声があがった。木曳野ブレーブス・屋名池亜門君はプロのすごさを目の当たりにして「元木さんのバッティングはすごかったです」と感激していた。

 野球の技術だけではなく、大きな声で元気よくあいさつすることで礼儀を身につけ、用具を丁寧に扱ってものを大切にすることも学ぶ。元木さんは「道具を大事にしよう。帰ったらグラブやスパイクを磨くんだぞ」と声をかけた。この野球教室は指導者にも学びの場となる。大浦木越ワカバの百々(どど)大介コーチは、メモを取りながら講師の教え方に熱視線を送った。中でも片ひざをついて投球練習をしていた武田さんの指導に着目。「方法が具体的で分かりやすかったので、子どもたちもすぐにできる。野球教室のシステムもしっかりしていてよかったと思います」と話した。

 社会貢献ができることも教室の特色で毎回、用具不足に悩む国や地域に寄贈するため参加者を中心に使わなくなった用具を回収。この日は333点が集まり、原さんから参加者代表の小竹康生君に協力証が手渡された。また、参加者には講師全員のサイン入り修了証が授与され、選手代表の中川雄斗君が「きょうは一生の宝物になりました」とあいさつ。原さんをはじめ講師全員と笑顔でハイタッチをかわしすべてのプログラムが終了となった。