被災地教室

開催日時

2011年5月21日(土)

開催場所

石巻市北上町十三浜相川「北上子育て支援センター」※避難所
宮城県遠田郡美里町木間塚字高田33「南郷グラウンド」※隣の体育館が避難所

実施内容

2011年3月の東日本大震災を受け、同年5月21日、「ファンケル キッズベースボール(FKB)」で講師を務めている駒田徳広さん、宮本和知さん、久保文雄さんの3名が、震災で大きな被害を受けた宮城県石巻市北上町の避難所と、同県遠田郡美里町のグラウンドを激励のため訪問。
地元の野球チームを対象にした野球教室を開くとともに、子どもたちに野球用具などをプレゼントしました。
05年にプロ野球・楽天の打撃コーチを務めた駒田さんが、在任中の知人から「津波で用具がなくなった子どもたちが大勢いる」と聞いたのがきっかけでした。

FKBのもう一つの目的でもある社会貢献活動の一環として、被災地への訪問が実現しました。
避難所になっている石巻市北上町の北上子育て支援センターでは「相川小ホワイトウエーブ」に所属している小学生を中心にキャッチボール、バッティングの基本を指導。
宮本さんが投手になって、子どもたちと“ガチンコ”の勝負をして喜ばせました。
美里町グラウンドでは、津波で被災した東松島市の鳴瀬二中の野球部員、野蒜(のびる)小の野球スポーツ少年団の子どもたちなど、約70人を相手に技術指導を行いました。

また、4月29日に神奈川県大和市で行われたFKBの参加者から提供された用具と義援金約36万円、大和市の運動具店「中村スポーツ」から提供されたグラブ、スパイクなど約300点の用具、巨人・原辰徳監督から提供された「G背番号Tシャツ」などを両地区に贈りました。
「途中の車の中から見た光景に言葉を失いました」と言う宮本さんだが、子どもたちの笑顔を見てひと安心。
駒田さんも「全国の皆さんの気持ちを持ってきました。
子どもたちにも、そんな気持ちが分かる人間になってもらいたい」と話し、2人とも「本当に来てよかった」と口をそろえていました。