開催情報 : 2018年 東京都港区

開催情報

ファンケル キッズベースボール 2018 in 東京都港区
〜キッズの笑顔が世界の元気〜

主催 報知新聞社
後援 外務省、国際協力機構(JICA)
特別協賛 (株)ファンケル
協力 港区軟式野球連盟、品川区軟式野球連盟、大田区軟式野球連盟、目黒区軟式野球連盟、
渋谷区軟式野球連盟小学部、世田谷区軟式野球連盟少年・学童部
(株)エイトコーポレーション
運営 スポーツオフィス
企画 (株)エイトノット
開催日時 2018年4月28日(土)13:00~16:00
開催会場 東京海洋大学 グランド
〒108-8477 東京都港区港南4-5-7
講師
(順不同、敬称略)
<総監督>原辰徳
<投手>槙原寛己、宮本和知、武田一浩、久保文雄
<捕手>佐野元国
<内野>田中幸雄
<外野>笘篠賢治
社会貢献活動 参加者を中心に使用しなくなった野球用具を回収し、国際協力機構(JICA)のボランティアなどに託し
用具不足に悩む国や地域の子供たちに寄贈。ご協力いただいた方には協力証を贈呈。
当日は野球教室に参加されない一般の方からのご協力もお願いしております。
是非、会場までお越しください。ご来場、お待ち申し上げます。
公式ホームページ https://fkbc.jp

実施内容

今年で9年目を迎える「ファンケル キッズベースボール 2018」が4月28日、東京・港区の東京海洋大グランドで行われました。港区、品川区、大田区、目黒区、渋谷区、世田谷区で活動する小学生の軟式野球チームから559人の少年少女が参加。プロ野球OBの指導を受け、社会貢献活動にも取り組むなど、充実した一時を過ごしました。
東京での開催は2014年11月の江東区以来2度目でしたが、前回は荒天のために野球教室は中止、講師との握手会に変更となってしまったので、実質的には今回が初の東京開催です。球史に名を刻んだ名選手たちが開校式に登場すると、大きな拍手が起こりました。槙原寛己さん、宮本和知さん(ともに元巨人)、武田一浩さん(元ダイエー)、久保文雄さん(元横浜大洋)、佐野元国さん(元巨人)、初参加の田中幸雄さん(元日本ハム)、笘篠賢治さん(元ヤクルト)の7人に加え、この野球教室の総監督を務める原辰徳さんも登場。「多くの子供たちが来てくれたことに感謝すると同時に、野球界の未来は明るいと感じました」という原さんのあいさつで教室はスタートしました。
まずは宮本さんと槙原さんがボールの握り方、投げ方とキャッチボールをアドバイスしました。次に各ポジションに分かれて守備練習に入ります。投手を槙原さん、宮本さん、武田さん、久保さん、捕手を佐野さん、内野を田中さん、外野を笘篠さんが受け持ちました。投手は全員がピッチングをし、講師から手取り足取りでフォームの指導を受けました。佐野さんはミットを手に正しい構え方を伝授。田中さんはゴロの捕り方を実演し「ボールをしっかり見て体の正面から打球に入り、グラブを広く開いて大きく使うように」と指導しました。笘篠さんもフライ、ゴロの捕り方を丁寧に教えてくれました。原さんは各ポジションを回りながら、大きな声で子供たちにアドバイスを送りました。
走塁練習では笘篠さんが正しい一塁ベースの踏み方、回り方の手本を示し、立候補した子供が全員の前でランニングを披露しました。続く打撃練習は田中さんが、バットを振りながら「おへその前でボールをとらえることを意識して、全身を使って振り切るように」と伝えました。田中さんの教えを胸に参加者全員がティーバッティング。フルスイングで打球を飛ばすと、原さんも手本を示して鋭い打球で子供たちを驚かせていました。
プロ野球OBが子供たちを教える場面に立ち合う機会はなかなかないので、メモを取り、スマホで動画を撮る指導者もたくさんいました。レッドローズの勝岡伸行コーチは「参考になります。つい試合での結果を求めてしまいますが、プロの方でも基本を大事にしていました」と満足そうにうなずいていました。
修了式で原さんが「講師は一生懸命教えました。数年後にスカウトが来ても驚かないように」と話すと、会場がドッと沸きました。代表して原さんから修了証を受け取った高輪台ファイターズの宮嶌恵吾君は「指導していただいたことを試合に生かし、1試合でも勝てるよう頑張ります」とお礼の言葉を述べ、原さんとグータッチを交わしました。